関西生前整理協会の思い

皆様、こんにちは。

関西生前整理協会の和田です。

今日は、本協会を立ち上げるきっかけや会社の思いについてお話したいと思います。

以前、ブログで取り上げた「生前整理のことについて」と内容が重複する点もありますがご了承ください。

 

さて、皆様は今、日本の65歳以上の人口はご存知ですか。

平成30年1月1日現在で1億2659万人となり、前年同月に比べ23万人の減少です。

しかし65歳以上の人口は過去最高の3506万1千人で、前年同月に比べて増加しています。

日本は今後も高齢化が進んで、2025年にはその高齢化率は30,3%にまで達するといわれています。

そうなると、その高齢者の方々が生活をするために所有されていたモノはどうなるのでしょうか。

またモノに溢れた状態で亡くなられた場合、誰が片付け、誰が処分するのでしょうか。

それは、当然遺された子どもさんやご家族です。

モノが多ければ多いほど整理のための費用も高額になり、捨てても良いかどうかと迷うことが大きな心労にもなってきます。

 

私も祖父の遺品の整理をする際には心がとても痛みました。

祖父のモノを通して、生前の祖父の姿が走馬灯のように駆け巡り、「捨てること」へのふんぎりがつきませんでした。

結局、私は祖父のものを依頼した専門の業者の方にすべて引き上げて頂きました。

引き上げて頂いた直後は後悔することもありましたが、自分には祖父の存在を消してしまうような後ろめたさがつきまとって、遺品整理は到底不可能であったと今は思います。

 


自分で集めたモノは自分で片付ける。

それはいずれお別れする家族への愛情です。

元気なうちに自分のモノを取捨選択して減らし、ひとつひとつのモノに魂を入れて大切に使う。

それが今を生きる、自分に魂を入れなおすことと重なるのではないでしょうか。

 

2025年には人口のおよそ3人に1人が高齢者となるといわれている日本。

そのころには多くの廃棄処分されるモノが増えてきます。

私はまだまだ使えるモノは喜んで使ってもらえるところがあるはずだとずっと考えてきました。

国内はもとよりまだまだ貧困で苦しんでいるアジアの人たちやその子どもたちにも使ってもらうことができないものかと。


私の母は仕事で東南アジアへ行くことが多く、貧困の家庭では食器ひとつとってもかけて薄汚れたモノを使っていたり、どこで手に入れたのか顔が判別できない人形を抱いた子どもたちを見かけるそうです。

東南アジアは豊かになってきたといわれる中、まだまだ貧困から抜け出せない人々はたくさんあるというのが現実です。

 

捨てる「もったいない」モノを何とか少しでも有効に使ってもらえるようにと本協会を立ち上げました。

関西生前整理協会は出されたモノは大切に次の方へ循環していきます。

当然どうしても循環できないモノは廃棄処分となりますが、できる限り有効に活用させていただきたいと考えています。

 

皆様も少しでも元気なうちにモノを整理して、出てきた自分にはいらないモノを喜んで使ってくださる方々にお譲りすることを考えてはみてはいかがでしょうか。

 


生前整理や遺品整理についてお困りごとがあれば関西生前整理協会までご相談ください。

生前整理からさいごまで私たちが寄り添い、お手伝いさせていただきます。